マニキュアとカラーの違い
こんばんわ。 福岡 天神 美容室 NISTA の鶴田です。
髪を染める薬って何種類あるかご存知ですか??
一般的なもので、大半の方がやっているのが
アルカリカラー ・・ 最近のお店では、透明感カラーやプラチナカラー シルキーカラー
ほかにも、イルミナカラー アディクシーカラー THROWカラー アドミオカラー
など、いろんな名前がつけられてますね。しかし、全部『アルカリカラー』と呼ばれる薬剤です。
そもそも、どんな仕組みで髪が染まっているのか?
例のごとく、わかりづらい図解になってしまいますがご説明します。
髪には、『メラニン色素』といわれる髪の色を構成している物質があります。
これが、髪を染めたことがない方の髪の内部 ↓
(赤いのが、メラニン色素)
アルカリカラーには、1剤と2剤があり
その都度、混ぜ合わせることによって反応が始まります。
もし、別々に塗っても反応しません!
そして、このとき
『キューティクルを開く物質』 と 『色を発色させる物質』 が生まれます。
髪に、1剤と2剤を混ぜた薬剤がついた直後の髪 ↓
(青色が、キューティクルを開く物質)
このあとに、髪の中に入る『色を発色させる物質』の通り道を作ります
入った直後↓
『色を発色させる物質』 が、髪の内部に入るのと同時に
赤色の『メラニン色素』を壊します。
この『メラニン色素』が、破壊されることによって
髪が『明るく』見えるわけですね。
その後
『色を発色させる物質』が、安定するために髪の内部でどんどん『大きく』なっていきます。
↓
しかし、カラーやパーマの履歴が多く、ダメージがある方が色落ちしやすいのは
キューティクルの開きが大きいからです。
なので、『色を発色させる物質』が大きくなっても出てしまいます。
そんなアルカリカラーとは、真逆の性質をもつのが
『マニキュア』 または、『酸性カラー』 ともいいます。
この薬剤は、アルカリカラーのように薬剤と薬剤を混ぜ合わせることはしません
赤だったら赤、青だったら青
そのまま入れ物から出て来ます。(市販では、マニックパニック クレイジーカラー)
髪についた時の反応もシンプル
髪の表面に『乗る』 だけ
なので、色落ちも1〜2週間もすれば完全に落ちます。
ただ! 元の髪の色が、かなり明るく(ブリーチ)してないと思ったように色がでません。
元の髪の状態が、『白』 に近ければ近いほど色がそのまま出てくれます。
逆にいうと、黒髪や茶髪、黄色味が強い場合、赤みが強い場合 などは
ほとんどイメージした色にはなりません。
これは、絵の具でいうと
白のパレットには、色はそのまま出るけど
黒のパレット、茶色のパレット、黄色のパレット、赤色のパレットには
求める色をのせても、そうならないのと同じですね。
マニキュアのメリットをあげるとすると、『髪を傷めない』というメリットもあります。
どうしてもこの色味を、マニキュアで染めたい!
そんな方は、絶対美容師さんにやってもらってください!!
セルフのマニキュアは、ほぼ失敗してしまいます。
簡単に、説明させていただきましたが
これでもわからんわ!という方、
お気軽にコメントください。
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