髪の毛について(外側編)

こんばんわ。 福岡 天神 山笠美容師の鶴田です。


前回に引き続き髪の毛について書きたいと思います。


今回は、外側編 


皆さん、キューティクルって1度は聞いたことはありますよね?


イメージもだいたいつくと思います。


ですが、確認のため引き続き汚い絵になってしまいますがご説明します


まず、1度もカラーやパーマしたことがなく


かつ、すきバサミなどの量感調整をしたことがない髪の毛の場合、髪はこんな状態です。


前から見ると・・



髪の毛は、キューティクルが髪を守るうろこ状になっています


そして、横から見ると・・・



『内』 が、髪の毛内部 『外』が、髪の毛の外側になります


このように、キューティクル があることによって


前回の記事でもお伝えした


髪の毛内部にある、水分などの栄養分の流出を防いでくれています。


また、外側からの外的ダメージ (紫外線、摩擦、熱など) から守る役割もしています。


そこに、1度カラーやパーマをしてしまうと・・



キューティクルが開いてしまうと、こんな状態になってしまいます。


赤い矢印は、キューティクルが開いたことによって、流れ出てしまっている栄養分です。



現在、カラーやパーマを1度でも経験がある女性は、44%以上にのぼります。


そして、2回、3回繰り返しやっていくと・・・



このように、キューティクルが完全に開いてしまってる箇所が増え、


カラーの色落ちが早くなったり、パーマが落ちやすくなったりする原因になっています。


そしてそして、ブリーチを1回するだけで・・・



ほぼ『内』 と 『外』 の境界線がなくなってしまっています。


そりゃあ、カラーしても


2、3日で落ちてしますよね。。


カラーの色素がとどまれる場所がないんですもの


パーマも同じで、前回の記事でも書いた メデュラ を曲げるためにパーマ液が入っても


壁(境界線)がないので、カールが維持できません。。



『そんなこと言ったら、髪の毛何もできないじゃん!!』


そんな声は、容易に想像できます笑


確かに、1度開いてしまったキューテュクル、自然にはもうと閉じることはありません。


ですが、美容室でよく勧められる 『トリートメント』



トリートメントは、擬似的に開いてしまったキューティクルを一時的に閉じてくれます


闇雲に営業目的で、勧めてる訳ではないんです!!


カラーやパーマの終わった後に施術されるのは、


『少しでもカラーの色味を長持ちさせるため』


『カールを、少しでも長持ちさせるため』


なんです。


しかし!!


ここで施術される『トリートメント』にはたくさん種類があります。


注意していただきたいのは、


3ステップ 5ステップ など工程が3つ以上あるトリートメントに限ります!!


なぜかというと、トリートメント成分には


分子量(栄養の大きさ)というものがあります。


先ほど書いたように、痛んでいる髪はどんどん栄養分が流出しやすい状態になっています。


髪の栄養分の流出を止めるにはどうすればいいか。


分子量(栄養分の大きさ)が大きいとトリートメントで、流れ出ていく出口を埋めればいい!


しかし、どうやって??


分子量(栄養分の大きさ)の大きいトリートメント成分を入れたいけど入らない。。


そこで、


最初に分子量(栄養分の大きさ)の小さいものを髪の内部に浸透させます。 → ステップ1


次に、まだ中にギリギリ入れる分子量(栄養分の大きさ)のトリートメント成分を入れます  → ステップ2


このままでは、また出てしまいますよね。


ですが、このステップ2を入れた時に髪の内部ではこんな変化が起こっています。






トリートメント(栄養)を 


わかりづらくてすいません。。


そうです、ステップ1の成分とステップ2の成分が 合体 して 大きくなってるんです!


すごいですよね、日本のトリートメントって。。


これだと流出の恐れはありませんね。。(でも、ご存知の通り永久には持ちません)


そして、擬似的にキューティクルを閉じてくれるトリートメント成分を表面に付着させる →ステップ3





『ト』 は 分子量の大きくなったトリートメント成分です笑 


このように3ステップ以下のトリートメントは、薬局で売られている 市販 のトリートメントと大差がないと思ってもらって大丈夫です。



今回はこの辺で。。



hair stylist keisuke tsuruta

NISTA hair stylist  鶴田 佳佑

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